引越し

最近、研究室の引越しがあった。個人的には初の大きな引越しである。
引越しのイメージというのはあったが、実際、引っ越した後の部屋に
残ってみると、何にもなくなる、というのが、「ぽかーん」とした感じを
残す。雑然とした(ものすごく?)部屋であったが、それが、2日間の
うちに運び出され、最後にはすっきりとした部屋になり、意外と広く
感じた。これまですごしていたところか、となんとなく感慨にふけって
いたりした。

ただ、大変だったのは、数年間も同じ部屋にいたために、荷物が
相当多くなっていたことだ。印刷物などの紙類や書籍、雑誌が
大量にあり、気が付くと、何箱ものダンボールになっていた。ただ、
時間もないこともあり、そのまま全部運ぶことにしてしまった。

そのため、今後、箱を開けつつ、分類でもして、いらないものを
どんどん捨てていかないと、スペースが作れないと実感している
ところである。ダンボールが積み重ねられると、明らかに可視化
されていて、やらねば、と思ってしまう(もちろん、ある程度は、
クラスタ・・・ダンボールに入っているので、見えなくなっており、
まとまりとしてはきれいであったりする。)

余談だが、同じダンボールにつめて、研究室全体のものが一度
廊下に積んであったのだが、同じ大きさのダンボールがずらーと
続くと、逆にきれいで、このままでよいのでは、という錯覚も
してしまった。

ともかく、なんだかんだの間に引越しが進んでしまい、記憶の中の
世界(引越し前の部屋の状態)が、まだ現実に残っている気分の
ままである。記憶がそのまま封印された感じだ。