PixarのDisney買収

DisneyがPixarを買収し、Pixar and Disney Animation Studiosを
設立して、PixarのEd Catmull氏とJohn Lasseter氏がアニメーション
部門を率いることになるという。ここ数日、騒がれていたのが
発表された[CNET]。


Pixarは、Disneyと契約をしてから、「トイ・ストーリー」からCGの
長編映画に着手して、アニメーションにCGを持ち込むことを
行った。アップルCEOのSteve Jobs氏が、Pixarの初期の頃は
ほとんどお金を入れていたようで、Rendarmanなどはその成果
らしい。


ちょうど先日、「スティーブ・ジョブズ-偶像復活」という本を読んだばかりで、
Steve Jobs氏とDisneyの前CEO Michael Eisner氏の個性や
確執が描き出されており、PixarとDisneyの関係に注目を持って
いたので、面白いニュースである。


本の内容がどこまで本当かわからないものの、Steve Jobs氏も
Michael Eisner氏もユニークな性格の持ち主のようで、目的は
達したりするものの、周囲は一時混乱したりすることもあるようだ。
ただ、Pixarに関して言えば、Ed Catmull氏とJohn Lasseter氏が
中心となっているため自由な雰囲気という印象を読んだ感想と
して得た。


今回の買収に関して言えば、Pixarも、独自の技術力が十分あるため、
独立していてもやっていけるのだろうが、Disneyの販売力やブランド
などとの相乗効果を期待してのことかもしれない。ただ、
アニメーションCGの部分が、Pixarのままなので、Disneyの
中での反発などがあると、面倒なのかもしれない。


ブランド力や既存のアニメーションを作ってきたDisneyと
アニメーションCGなどを手がけてきたPixarの相乗効果を
期待したい。



スティーブ・ジョブズ-偶像復活
スティーブ・ジョブズ-偶像復活
ジェフリー・S・ヤング (著), ウィリアム・L・サイモン (著),
井口 耕二 (翻訳)
東洋経済新報社